このチュートリアルでは、初めて開く人に向けてCursorの使い方を説明します。Cursorの公式ドキュメントの2026年11月1日時点の内容に沿っており、当時の最新リリースはCursor IDE 3.27でした。
作成方法についての注記です。NxCodeチームはこれらのドキュメントをもとにこのガイドを書いており、クリーンインストールの環境で手順を実行してはいません。NxCodeは当社自身の製品であるAIアプリビルダーで、Cursorとは別物です。ガイド内の「このように表示されるはず」という記述はドキュメントによるものなので、実際の画面とは細かい点が異なる場合があります。公式ページの内容が食い違っていたり情報が欠けていたりする箇所は、その旨を記載します。
古いCursorのチュートリアルを読んだことがある方は、驚く点があるはずです。Composerモード、Cmd+KのInline Edit、独立したChatモードは、いずれも現行のドキュメントから消えています。
15分のルート
| 時間(分) | やること | 得られるもの |
|---|---|---|
| 0–3 | インストール、サインイン、練習用フォルダを開く | 自分のコンピューターでCursorが動く |
| 3–5 | 2つのウィンドウといくつかのショートカットを覚える | Agentの場所がわかる |
| 5–10 | Ask、次にAgentで最初のタスクを実行する | Agentが小さなページを改善する |
| 10–12 | 変更をレビューしてテストする | Agentが実際に何をしたかわかる |
| 12–14 | チェックポイントの復元を練習する | 元に戻す方法がわかる |
| 14–15 | プロジェクトルールを1つ追加する | Agentが自分の好みに従う |
Cursorとは
CursorはAIエージェントを内蔵したコードエディタです。普段の言葉でタスクを説明すると、Agentがプロジェクトを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行することもできます。
VS Codeを使ったことがあれば、エディタには馴染みがあるはずです。通常の編集ショートカットは同じで、拡張機能、テーマ、設定、キーバインドをインポートできます。
普段の作業でCursorの中で起きることは3つあります。
- Agent はプロジェクト全体にわたるタスクを引き受けます。
- Tab は自分でコードを書いているときに、次に入力する内容を予測します。
- Rules はプロジェクトの扱い方をAgentに伝えます。
Cursorは、コードを扱いたい人、またはこれから学びたい人に向いています。完成したアプリだけが欲しく、差分を読むことに関心がない人の目的は別で、それは下の「別のツールを使うべきとき」で取り上げます。NxCodeもそこでの選択肢の1つです。
Cursorをインストールして初めて開く
ステップ1:ダウンロード
cursor.com/downloadにアクセスし、自分のシステムを選びます。
| システム | 要件 | ダウンロードするもの |
|---|---|---|
| macOS | 12以降 | .dmg(Apple SiliconまたはIntel) |
| Windows | 10以降 | .exe(x64またはARM64、それぞれSystem版とUser版のインストーラーあり) |
| Linux | Debian/UbuntuまたはRHEL/Fedora | まずaptまたはyumリポジトリ、AppImageも利用可能 |
Linuxでは、公式クイックスタートはaptとyumのリポジトリを勧めています。デスクトップアイコン、自動更新、コマンドラインツールが追加されるためです。
ステップ2:Cursorを開いてサインインする
公式の手順は短く、ダウンロード、開く、サインイン、フォルダを選ぶ、小さなタスクから始める、の順です。アカウントが必要です。
Cursorのサインインでは、GrokまたはxAIのブランドが付いた共有xAIページに移動することがあります。これは想定どおりの動作です。新規のお客様は現在、Cursorの販売形態であるThe X Subscriptionから始めるためです。サインインしてもアカウントは統合されず、プランも変わりません。
古いガイドには初回起動の手順として「AIモデルを選ぶ」とありますが、現行のドキュメントにそのような手順はありません。デフォルトはあとからCursor Settings > Modelsで設定でき、会話の途中で切り替えることもできます。
新規ユーザーが最初にAgents Windowとエディタのどちらに入るかも、ドキュメントには書かれていません。次の節で切り替え方を説明するので、どちらから始まっても問題ありません。
ステップ3:プランを選ぶ
Free($0、使用量に制限あり)から始め、制限が作業の妨げになるならPlus($8/月)に移り、Cloud Agents、サードパーティ製モデル、自分のAPIキーが必要になったときにだけPremium($30/月)を選んでください。
価格は税抜きです。その上のプランはSuper($100)とUltra($200)です。詳しくはCursor料金ガイドまたは公式の料金ページをご覧ください。購入は公式サイトかアプリ内課金だけにしてください。料金ページには、Cursorは "not authorize any resellers or third-party sellers"(再販業者や第三者の販売者を一切認めていない)と書かれています。
ステップ4:任意でVS Codeの設定を持ち込む
VS Codeの設定のインポートは、初回起動の手順としては説明されなくなりました。使いたい場合は、Cmd+Shift+J(WindowsとLinuxではCtrl+Shift+J)でCursor Settingsを開き、General > Account > VS Code Import > Import に進みます。
Cursorの拡張機能はVS Code MarketplaceではなくOpen VSXから提供され、すべての拡張機能があるわけではありません。インポート後に見当たらないものがあれば、これが原因である可能性が高いです。
何かをインストールする前に発行元を確認してください。2026年10月29日、CursorはマーケットプレイスでAnthropic.claude-code(バージョン2.1.312と2.1.313)を装う悪意のある拡張機能について警告しました。
画面に慣れる
2つのウィンドウ:Agents Windowとエディタ
Cursorには2つの主要な画面があり、ドキュメントによるとどちらも引き続きサポートされます。同時に開いておくこともできます。
| Agents Window | エディタ(IDE) | |
|---|---|---|
| 中心にあるもの | エージェント | 自分のファイル |
| 向いている用途 | 複数のリポジトリ、並列エージェント、ローカル、クラウド、SSHでの作業 | Agentの横でコードを読み、編集する |
| 開き方 | Cmd+Shift+P、次に Open Agents Window | Cmd+Shift+P、次に Open IDE |
WindowsとLinuxでは、コマンドパレットはCtrl+Shift+Pです。
複数のワークスペース、新しい差分ビュー、並列のクラウドエージェント、ネイティブのWorktrees画面など、Agents Windowにしかない機能もあります。
初日はエディタを使ってください。ファイルと会話を並べて見られるので、Agentの動きを追いやすくなります。
Agentパネル
エディタでCmd+I(Ctrl+I)を押すと、横にパネルが開きます。ドキュメントでは "Agent panel"、ショートカット表では "Sidepanel" と呼ばれていますが、同じものです。
パネルの中で使うものは次のとおりです。
- 入力ボックス にリクエストを書きます。画像をドラッグまたは貼り付けでき、マイクで音声入力もできます。
- モードのドロップダウン でAgent、Ask、Plan、Debugを切り替えます。
- モデルピッカー は入力ボックスの上部にあります。
@で特定の対象を指定し、/でスキルやコマンドを呼び出します。
現在の公式の@リストは短く、@index.htmlや@src/components/のようなファイルやフォルダ、@Terminals、@Chats、@Commit (Diff of Working State)、@Branch (Diff with Main)、@Browserです。どのファイルが重要かわからなければ、@は省略してください。ドキュメントによれば、Agentは独自の検索で関連ファイルを見つけます。
古いチュートリアルは@codebase、@docs、@webを教えています。これらは現行のリストになく、今も動くかどうかは確認できませんでした。
サイドバーには Customize ページもあり、プラグイン、スキル、MCP、サブエージェント、ルール、コマンド、フックが1か所にまとまっています。これはあとで使います。
用語解説:今の名前の意味
Cursorの名前の多くは変わりました。この表は、それぞれの現在の意味を示しています。
| 用語 | 現在の意味 | 古いチュートリアルの記述 |
|---|---|---|
| Composer | Cursor独自のモデル。現行はComposer 2.5で、高速で費用対効果が高いと説明されている | 「Composerモード」:ドキュメントから消えたので、Agentを使う |
| Agent | デフォルトのモードで、主な作業方法 | 「ComposerでAgentに切り替える」:切り替えは不要 |
| Chat | 独立したモードではない。ドキュメントの表記は "Agent (Chat)" | 「Chatを開いて質問する」:読み取り専用モードのAskを使う |
| Inline Edit | 廃止。下記参照 | 「コードを選択しCmd+Kでその場で編集する」:コードを選択してCmd+KまたはCmd+Lを押すとAgentに送られる |
| Tab | オートコンプリート、名前は変更なし | 「Supermaven」:当社が読んだ公式ドキュメントにこの言葉は出てこない |
| Free | 新規のお客様向けの$0プラン | 「Hobby」:既存ユーザー向けに残された旧プラン |
.mdcルール | プロジェクトルールに必要なファイル形式 | 「.cursorrules」:旧形式で、非推奨になる予定 |
Cursorのヘルプページには、Cmd+Kは "used to open inline edit, which has been replaced by this workflow"(かつてインライン編集を開くものだったが、このワークフローに置き換えられた)とあります。公式フォーラムのCursorスタッフの投稿には2026年10月26日という日付があり、これにはターミナルでのCmd+Kによるコマンド生成も含まれるとされています。推奨される代替手段はCmd+IでAgentに頼むことです。ターミナルについてのヘルプページの1つには、今も自然言語でのコマンド生成が書かれているので、ドキュメントはここで完全には一致していません。このガイドはスタッフの投稿に従います。
初日に使うショートカット
Cursorのリファレンス表にはMacのキーしか載っておらず、ヘルプページに一部のWindowsとLinuxのキーが追加されています。記載がないものは、推測せずにその旨を書きました。それらはアプリ内のショートカット設定(Cmd+RのあとにCmd+S、またはCtrl+RのあとにCtrl+S)で確認してください。
| 操作 | Mac | Windows / Linux |
|---|---|---|
| Agentパネルを開く、閉じる | Cmd+I、Cmd+L、またはCmd+K | Ctrl+I、Ctrl+L、またはCtrl+K |
| 選択したコードを新しいチャットに送る | Cmd+LまたはCmd+K | Ctrl+LまたはCtrl+K |
| 選択したコードを現在のチャットに追加する | Cmd+Shift+L | 記載なし、アプリで確認 |
| モードを切り替える | Shift+Tab | Shift+Tab |
| モードメニューを開く | Cmd+. | Ctrl+. |
| モデルを切り替える | Cmd+/ | Ctrl+/ |
| Tabの提案を受け入れる | Tab | Tab |
| Tabを単語単位で受け入れる | Cmd+→ | Ctrl+→ |
| Tabの提案を拒否する | Escape、または入力を続ける | Escape、または入力を続ける |
| すべての変更を受け入れる | Cmd+Return | 記載なし、アプリで確認 |
| すべての変更を拒否する | Cmd+Shift+Backspace | 記載なし、アプリで確認 |
| Cursor Settings | Cmd+Shift+J | Ctrl+Shift+J |
| コマンドパレット | Cmd+Shift+P | Ctrl+Shift+P |
場所によって動作が変わるキーが2つあります。Cmd+Kはエディタではパネルを開きますが、Agents Windowではコマンドパレットを開きます。Cmd+Returnも、キーボードショートカットのリファレンスが示すように、文脈によって複数の意味があります。Cmd+Shift+Backspaceは実行中の応答のキャンセルにも記載されているので、慎重に押してください。
最初のタスク:Agentで小さなプロジェクトを改善する
この例は1枚のWebページを使うので、Cursorとブラウザ以外のツールは不要です。まず質問をしてから、Agentに変更をさせます。
ステップ1:練習用プロジェクトを作る
cursor-practiceという空のフォルダを作り、Cursorでそのフォルダを選びます。index.htmlというファイルを作成し、次の内容を貼り付けます。
<!doctype html>
<html>
<head><meta charset="utf-8"><title>Tip calculator</title></head>
<body>
<h1>Tip calculator</h1>
<label>Bill <input id="bill" type="number"></label>
<button onclick="calculate()">Calculate 15% tip</button>
<p id="result"></p>
<script>
function calculate() {
const bill = Number(document.getElementById("bill").value);
document.getElementById("result").textContent = "Tip: " + (bill * 0.15);
}
</script>
</body>
</html>
ファイルを保存してブラウザで開きます。金額を空のままボタンを押すと、"Tip: 0" と表示されます。これが修正する小さな問題です。
ステップ2:変更する前に質問する
Cmd+I(Ctrl+I)を押します。モードのドロップダウンを開いて Ask を選ぶか、表示されるまでShift+Tabを押します。次のように入力します。
Explain what index.html does in plain language.
Then list the problems a user could run into.
(訳:index.htmlが何をしているか平易な言葉で説明し、ユーザーが遭遇しそうな問題を挙げてください。)
このように表示されるはず: パネルに文章の回答が出ます。Askは読み取り専用なので、ファイルは変わりません。回答はおそらく空の金額に触れるはずです。正確な文面は実行ごとに異なるので、決まった返答を期待しないでください。
ステップ3:Agentに具体的なタスクを与える
Agent に戻します。モードを切り替えると新しいコンテキストウィンドウが開くので、リクエストはそれだけで意味が通るように書きます。
In @index.html, improve the tip calculator:
1. If the bill is empty, zero or negative, show "Enter a bill above 0".
2. Show the tip with two decimal places.
3. Add a dropdown for 10%, 15% and 20%, with 15% selected by default.
Keep everything in this one file. Do not add libraries.
(訳:@index.htmlのチップ計算機を改善してください。1. 金額が空、ゼロ、負の場合は "Enter a bill above 0" と表示する。2. チップは小数点以下2桁で表示する。3. 10%、15%、20%のドロップダウンを追加し、デフォルトは15%にする。すべてこの1ファイルに収め、ライブラリは追加しないこと。)
このように表示されるはず: Agentがファイルを読み、編集を始めます。初心者にとって大事なのは、編集はAgentの作業中に適用されるという点です。変更を1つずつ事前に承認するのではありません。結果はあとから差分ビューでレビューします。
Agentはコマンドを実行しようとすることもあります。その扱いは、Cursor Settings > Agents > Approvals & Execution で設定する実行モードによって決まります。選択肢はAuto-review(デフォルト)、Allowlist、Run Everythingです。今はデフォルトのままにしてください。
ステップ4:差分をレビューする
Cursorは編集内容を差分ビューに表示します。ドキュメントには正確なボタン名が書かれていないので、編集されたファイルとAgentパネルの周辺を探してください。1行ずつ読みます。差分には削除された行と追加された行が表示されるので、何が変わったのかを正確に確認できます。このタスクで探すのは次の点です。
- 金額の値のチェック
- 3つの割合があるドロップダウン
- 小数点以下2桁に丸められたチップ
- 頼んでいない新しいファイルなど、無関係なものがないこと
不要なものは拒否します。Macですべてを一度に受け入れる、または拒否するには、Cmd+ReturnまたはCmd+Shift+Backspaceを使います。WindowsとLinuxでは、前述のようにアプリで確認してください。
ステップ5:自分でテストする
ブラウザでページを再読み込みして、次のケースを試します。
| 入力 | 期待される結果 |
|---|---|
| 金額が空 | "Enter a bill above 0" のメッセージ |
| -5 | 同じメッセージ |
| 15%で100 | Tip: 15.00、または同様の表示 |
| 20%で100 | Tip: 20.00、または同様の表示 |
失敗するものがあれば、何が起きたかを正確にAgentに伝えてください。「金額が-5のとき、ページにTip: -0.75と表示されます。メッセージが表示されるべきです。」のように書きます。これは「壊れています」よりもはるかに効果があります。
ステップ6:取り消しを練習する
次に、捨てるつもりの変更をします。
Change the page background to bright green and make all text 40px.
(訳:ページの背景を明るい緑にして、すべてのテキストを40pxにしてください。)
ブラウザを再読み込みして確認します。次に会話を上にスクロールし、そのリクエストの Restore Checkpoint をクリックします。ヘルプページの1つでは、このボタンは Revert と呼ばれています。もう一度再読み込みすると、緑は消えているはずです。消えていなければ、その前のリクエストから復元します。Agentがチェックポイントを作るのは大きな変更の前なので、この程度の小さな変更でボタンが見当たらなければ、差分で拒否してください。復元で元に戻るのはファイルだけなので、メッセージは会話に残ります。
これが日々のループのすべてです。質問し、指示し、レビューし、テストし、必要なら取り消します。差分を読むことがどうしてもやりたくない部分なら、早めにそれを知っておくのは有益です。エディタよりも、当社のアプリビルダーであるNxCodeのほうが合っているサインかもしれません。
Agent、Ask、Plan、Debugの使い分け
モードは4つあります。Shift+TabまたはAgentパネルのドロップダウンで切り替えます。
| モード | 使う場面 | ファイルを変更できるか | プロンプトの例 |
|---|---|---|---|
| Agent | 何かを作る、リファクタリングする、修正するとき。これがデフォルト | はい | 「リセットボタンを追加し、押したら結果を消してください。」 |
| Ask | コードを理解したいとき | いいえ、読み取り専用 | 「ここでチップはどう計算されていますか?」 |
| Plan | タスクが大きい、または不明確で、先に進め方を確認したいとき | 承認後 | 「このページをHTML、CSS、JSの別ファイルに分ける計画を立ててください。」 |
| Debug | バグの解明に、実行中のプログラムからの証拠が必要なとき | はい | 「割合を変えるとチップがおかしくなります。原因を見つけてください。」 |
選び方の簡単な目安は次のとおりです。
- まだ理解できていない? Ask。
- やりたいことが明確で、変更が小さい? Agent。
- 多くのファイルに関わる、または進め方に自信がない? Plan。
- コードを読んでも説明できないバグ? Debug。
Planモードでは、Agentが確認の質問をし、コードを調べ、計画を書きます。Build をクリックするまで何も作られません。計画はデフォルトでホームディレクトリに保存され、Save to workspace でプロジェクトに移せます。リクエストが複雑そうなときは、CursorがPlanを提案することもあります。
Debugモードでは、Agentが仮説を立て、ログを追加し、実行時の情報を使って原因を見つけます。
変更のレビューと取り消し
レビューチェックリスト
Agentの変更を残す前に、次の項目を確認してください。
- 要約だけでなく差分全体を読む。
- 変更されたファイルがすべてタスクに関係している。
- 各変更を説明できる。できなければAskモードで質問する。
- 残すべきものが削除されていない。
- パスワード、キーなどの秘密情報がコードに含まれていない。
- 不正な入力を1つ含めて、自分でテストした。
自分のレビューに加えて、CursorにはAgent Reviewがあり、/agent-reviewまたはSource Controlタブから開始できます。
チェックポイントの仕組み
Agentは大きな変更の前に自動でチェックポイントを作成します。チェックポイントはローカルに保存され、Gitとは別のものです。
復元する方法は3つあります。
- チャットのタイムラインでチェックポイントをクリックしてプレビューし、復元する。
- 以前のリクエストの Restore Checkpoint をクリックする。
- メッセージにカーソルを合わせ、+ボタンをクリックする。
復元するとファイルは元に戻りますが、メッセージは削除されません。会話も短くしたい場合は、以前のメッセージからフォークします。
ここでは公式ページ間で名前が1つ食い違っています。Agentのドキュメントではボタンは Restore Checkpoint ですが、Planのヘルプページでは Revert で、そのあとに Confirm が続きます。どちらかのラベルを探してください。
残したいものにはGitを使う
Cursor自身のアドバイスは "use Git for permanent version control"(恒久的なバージョン管理にはGitを使う)です。チェックポイントは手軽な取り消しで、Gitが長期の履歴です。大きめのAgentタスクの前には、動く状態を保存してください。
git init
git add .
git commit -m "Working version before Agent task"
git initはプロジェクトごとに1回だけで十分です。
プロジェクトにルールを追加する
ルールは常に有効な指示なので、同じことを繰り返し伝えずに済みます。練習用プロジェクトに1つ追加しましょう。プロジェクトルールの作り方は3つあります。
- チャットに
/create-ruleと入力する。 - Customize > Rules > Add Rule に進む。
- コマンドパレットから New Cursor Rule を実行する。
または、.cursor/rules/practice.mdcに自分でファイルを作成します。
---
description: Conventions for this practice project
globs:
alwaysApply: true
---
- Keep everything in index.html unless asked otherwise.
- Do not add libraries.
- Use clear variable names and short comments.
(訳:この練習用プロジェクトの規約。指示がない限りすべてindex.htmlに収める。ライブラリを追加しない。わかりやすい変数名と短いコメントを使う。)
では、Agentに別の小さな変更を頼んでみましょう。指示しなくても、これらのルールに従うはずです。
知っておくべきことは4つあります。
- 拡張子は
.mdcにする必要があります。 そのフォルダでは、.mdで終わるファイルは無視されます。 AGENTS.mdはより簡単な選択肢です。 プレーンなMarkdownで、プロジェクトのルートかサブフォルダに置きます。CursorはCLAUDE.mdも同じように読み込みます。- ルールが適用されるのはAgentだけです。 TabやBugbotには影響しません。
- 短く保ってください。 Cursorは1ルールあたり500行未満を勧めています。
ルールにはAlways Apply、Apply Intelligently、Apply to Specific Files、Apply Manually(@メンション付き)の4種類があります。優先順位はTeam、Project、Userの順です。.cursorrulesは旧形式で非推奨になる予定なので、新しいプロジェクトでは使わないでください。
MCP、スキル、サブエージェント、Cloud Agentsの概要
初日にはどれも必要ありません。名前がわかるようにしておくためのものです。
-
MCP はAgentを外部のツールやサービスに接続します。Customize > MCPs > Add to Cursor からインストールするか、プロジェクトの
.cursor/mcp.jsonまたはグローバルの~/.cursor/mcp.jsonで設定します。両方で同じ名前が定義されている場合は、プロジェクトが優先されます。詳しくはCursor MCPガイドをご覧ください。 -
Skills は
SKILL.mdファイルを含むフォルダで、Agentに手順を教えます。Agentが関連するときに使うか、/で呼び出します。組み込みの例には/create-rule、/review、/shellがあります。 -
Subagents は独自のコンテキストを持ち、並列に実行できます。組み込みのものはExploreとBrowserです。カスタムのものは
.cursor/agents/に置きます。 -
Cloud Agents は隔離されたクラウドマシンで動くので、自分のコンピューターがオンラインであり続ける必要はありません。エージェント入力ボックスのドロップダウンから Cloud を選びます。先に管理者がGitHub、GitLab、Bitbucket、Azure DevOpsのいずれかを接続する必要があり、リポジトリの読み書き権限も必要です。FreeとPlusでは使えません。
コマンドライン:agent
CursorにはCLIもあり、コマンドはagentです。次のようにインストールします。
# macOS, Linux, WSL
curl https://cursor.com/install -fsS | bash
# Windows PowerShell
irm 'https://cursor.com/install?win32=true' | iex
agent --versionで確認し、agent loginでサインインします。そのうえでプロジェクトフォルダでagentを実行すると対話セッションになり、agent -p "your request"なら非対話で1回実行します。エディタと同じ.cursor/rules、AGENTS.md、CLAUDE.mdファイルを読み込みます。初心者はあとまわしで構いません。
よくある間違い
古いチュートリアルに従う。 Composerモードを開く、Cmd+Kでその場で編集する、初回起動時にモデルを選ぶと書かれたガイドは、古いCursorについて説明しています。
受け入れるまで何も変わらないと思い込む。 Agentの編集は作業中にすでに適用されています。次に進む前に差分を確認し、信頼だけでコードを実行しないでください。
あいまいなリクエストを書く。 「これを直して」ではAgentの手がかりがほとんどありません。何が起きているか、何が起きるべきか、どこで起きるかを伝えてください。「金額が空のとき、ページにTip: 0と表示されます。代わりにメッセージを表示してください。」
大きく始めすぎる。 完全なアプリから始めないでください。まず小さなタスクを使い、大きなものにはPlanモードを使います。
チェックポイントをバックアップ扱いする。 チェックポイントはローカルにあり、Gitとは別物です。大切なものはコミットしてください。
ルールを.mdで保存する。 正しく見えますが、何も起きません。.mdcを使うか、プロジェクトのルートのAGENTS.mdを使ってください。
初日に実行モードを変える。 Agentが自分のコンピューターで何を実行するのか、各オプションがどんな権限を与えるのかを理解するまで、デフォルトのままにしてください。
費用を確認せずにサードパーティ製モデルを選ぶ。 Premium以上では、サードパーティ製モデルは最初のリクエストからAPI定価でプリペイドクレジットを消費します。週間プールは使いません。
説明できないコードを受け入れる。 Askモードはこのためにあります。残す前に「この変更は順を追って何をしていますか?」と聞いてください。
トラブルシューティング
画面と設定
| 起きていること | 考えられる理由 | 対処 |
|---|---|---|
| Composerモードがどこにもない | モードとしてはもう存在しない | Cmd+I(Ctrl+I)でAgentを使う |
| Cmd+Kでその場で編集できない | Inline Editが廃止された | コードを選択してCmd+Kを押し、Agentで変更を説明する |
| Cmd+Kでコマンドパレットが開く | Agents Windowにいる | Cmd+Shift+P、次に Open IDE でエディタに戻る |
| GrokまたはxAIのログインページが出る | 共有サインイン | 想定どおりの動作。サインインしてもアカウントは統合されない |
| 拡張機能が見つからない | Open VSXにない可能性 | Open VSXで代わりを探す |
| ルールが無視される | 拡張子または場所の誤り | .cursor/rules/name.mdcを使い、種類を確認する |
| Agentが前の文脈を忘れる | モードを切り替えた | 切り替えごとに新しいコンテキストウィンドウが開くので、要点を改めて伝える |
| Windowsでショートカットが効かない | Macのキーと異なる可能性 | Ctrl+RのあとにCtrl+Sでショートカット設定を確認する |
モデル、プラン、CLI
| 起きていること | 考えられる理由 | 対処 |
|---|---|---|
| ClaudeやGPTが見当たらない | プランまたは地域 | FreeとPlusにはサードパーティ製モデルがない。一部の地域で非表示のモデルもある |
| Cloud Agentsが使えない | プランまたはリポジトリの設定 | Premium以上、接続済みのGitプロバイダー、リポジトリへのアクセスが必要 |
| 使用量の制限に達した | プランの上限に到達 | grok.com/dashboardの Usage を確認。有料プランでは週次リセットを待つ、プリペイドクレジットを使う、アップグレードする |
| 請求画面が見つからない | 請求の場所が移った | The X Subscriptionはgrok.com/dashboard/billing。旧プランはcursor.com/dashboard/spending |
agent: command not found | ~/.local/binがPATHにない | PATHに追加し、新しいターミナルを開く |
別のツールを使うべきとき
Cursorはコードを扱うためのツールです。次の場合は別のものが向いているかもしれません。
- コードを書くこともレビューすることもしたくない。 説明から動くアプリが欲しい場合です。これが当社自身の製品であるNxCodeの用途です。当社が作っている製品であることを踏まえてお読みいただき、CursorやCopilotとの比較もご覧ください。
- ターミナル中心で作業している。 まずCursorの
agentコマンドを試すか、Claude Codeチュートリアルのワークフローと比較してください。 - JetBrainsを使っている。 エディタを変える必要はないかもしれません。CursorのエージェントはACPを通じてJetBrainsに接続します。
- まだツールを比較している。 AIコーディングツールのランキングに選択肢をまとめています。
Freeで試すのに費用はかからないので、小さな実際のタスクで判断するのは妥当な方法です。上のワークフローが自然に感じられたなら、そのまま続けてください。コードそのものが障害になったなら、おそらく最初のケースが当てはまります。
よくある質問
初めてCursorを使うにはどうすればいいですか?
cursor.com/downloadからCursorをダウンロードして開き、サインインしてフォルダを選びます。次にCmd+I(WindowsとLinuxではCtrl+I)でAgentを開き、コードの説明を頼みます。公式クイックスタートも、このような小さなタスクから始めることを勧めています。
CursorのComposerモードはどうなりましたか?
Composerモードは現行のドキュメントにありません。Composerは現在Cursor独自のモデルの名前で、現行版はComposer 2.5です。モードはAgent、Ask、Plan、Debugの4つです。古いチュートリアルがこのモードで行っていた複数ファイルの作業には、Agentを使ってください。
CursorのCmd+Kインライン編集はどうなりましたか?
Inline Editは廃止されました。公式フォーラムのCursorスタッフの投稿によると、日付は2026年10月26日です。エディタでコードを選択し、Cmd+KまたはCmd+L(WindowsとLinuxではCtrl+KまたはCtrl+L)を押して選択範囲をAgentに取り込み、そこで変更を説明します。
Cursorは無料ですか?
はい、$0のFreeプランがあり、Agent、Chat、Tabを制限付きで使えます。Cursorは制限の数字を公表していません。現在の料金ページにはクレジットカードが必要かどうか書かれていないので、登録時に確認してください。有料プランは税抜き月額$8のPlusからです。
CursorではどのAIモデルを使えますか?
Cursor独自のモデルは、同社がフラッグシップモデルと呼ぶGrok 4.7、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5です。Claude、GPT、Geminiなどのサードパーティ製モデルにはPremium以上が必要で、API定価でプリペイドクレジットから課金されます。FreeとPlusには含まれません。
Cursor Agentは承認前にファイルを変更しますか?
はい。Agentは作業しながら編集を適用し、あとから差分ビューでレビューして、不要なものを拒否できます。Agentは大きな変更の前にチェックポイントも作成するので、以前のファイルの状態を復元できます。
Cursorを使うにはコーディングの知識が必要ですか?
Askモードがコードを平易な言葉で説明してくれるので、経験が少なくても試せますが、差分を読んで結果を判断する必要はあります。アプリを説明するだけでコードをまったく扱いたくないなら、当社自身の製品であるNxCodeがそのために作られています。
Cursorはどこで購入できますか?中国本土から契約できますか?
Cursorによると、サブスクリプションの販売は公式サイトとアプリ内課金のみで、再販業者は認めていません。iOSのアプリ内課金は中国本土を除くApp Store地域に対応しています。中国本土でWebのサブスクリプションが制限されているかどうかは、公式ページからは確認できませんでした。
参考リンク
すべてのページは2026年11月1日に確認しました。ショートカット、プラン、名前は変わることがあるので、アプリと公式ページを最終的な情報としてください。
- Cursorクイックスタート
- Cursorヘルプ:インストール
- Cursorヘルプ:VS Codeからの移行
- Cursorドキュメント:VS Codeからの移行
- Cursorドキュメント:Agents Window
- Cursorドキュメント:Agentの概要
- Cursorドキュメント:プロンプトの書き方
- Cursorヘルプ:Agentのモード
- Cursorドキュメント:Planモード
- Cursorヘルプ:Planモード
- Cursorヘルプ:Debugモード
- Cursorヘルプ:ターミナル
- Cursorフォーラム:ターミナルのCmd+K廃止(スタッフ投稿)
- Cursorドキュメント:キーボードショートカット
- Cursorヘルプ:キーボードショートカット
- Cursorドキュメント:ルール
- Cursorヘルプ:ルール
- Cursorヘルプ:MCP
- Cursorドキュメント:スキル
- Cursorドキュメント:サブエージェント
- Cursorドキュメント:Cloud Agents
- Cursorドキュメント:CLIのインストール
- Cursorドキュメント:JetBrains連携
- Cursorの料金
- Cursorドキュメント:モデルと料金
- Cursorヘルプ:料金
- Cursorヘルプ:利用可能なモデル
- Cursorヘルプ:使用量の制限
- The X Subscription:サインイン